西伊豆で夏の始まりを告げる毎年恒例の花火大会。
600年ほど昔、この地には海賊が度々現れ地元の民は苦しめられていた。しかしある夜、船で酒に酔いつぶれ寝ていた海賊たちに地元の若者たちが火矢を放ち、焼き討ちを仕掛け退治したという。
堂ヶ島火祭りはこの伝説を元に、堂ヶ島湾内から打ち上げる花火と、海上に浮かべた海賊船を爆発炎上させる演出が迫力満点の花火大会です。
─ 西伊豆堂ヶ島・海賊船討伐伝説 ─
今から六百年ほど昔、この地の漁師であった吾作は、駿河湾から下田へ向かう献上船の水先案内を頼まれ、その船に積まれた豪華な献上物や船からの贅沢な振る舞いに欲がでて、その品物を盗むことを考え、ついには吾作を頭に海賊一味が出来上がってしまいました。
海賊吾作一味の勢力は益々強くなり、献上船をそのまま奪ったりしておりました。しかし、西伊豆の海に海賊が出るという噂が広がるにつれ献上船も武装したり、航路を変えたりして、海賊一味の獲物もだんだん少なくなり始めると、自分の生まれた西伊豆の地を襲うようになりました。
村人達は、今まで自分が汗水流して漁に出て、土地を切り開き蓄えた収穫物を略奪して、意気揚々と引き上げていく海賊一味の船の影を呆然と見送っているだけでした。誰のために、何のために働いたのか・・・と嘆くばかり。
でも平和であった村人達は、立ち向かうにも大きな船もこれといった武器もありませんでした。ただ悔しい、憎らしいと嘆くばかり。ついに度重なる襲撃に村人達が思いついた策は、襲ってくるのを待つのではなく、沖にいるうちに小船で火を射掛けるという方法でした。
折りも折、海賊一団が堂ヶ島の湾へやってきました。
夕陽が落ち、暗くなった湾上では、翌日の上陸を前に早くも海賊の酒盛りが始まりました。村人達は、小船に乗り込み、手に竹槍や火矢を持って近づいていき、力一杯火矢を放ちました。火矢は船に突き刺さり、帆に燃え移り、海賊達は燃えさかる船と共に溺れていきました。
こうして私達の先祖は、団結することにより、海賊共を滅ぼすことが出来ました。
開催日 | 2024年7月24日(水) |
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開催時間 | 18:00~21:00 |
開催場所 | 堂ヶ島公園 |
駐車場 | 計250台 ①旧らんの里堂ヶ島駐車場 ※日中からの駐車はご遠慮下さい。17時以降の開放となります。 ②仁科漁港 |
プログラム(予定) | 17:00 駐車場/OPEN 18:00 飲食ブース/OPEN 20:25 花火大会/START 20:30 手筒花火 20:40 海賊船征伐 21:00 花火大会/END |
臨時バス運行のご案内 | 花火終了後に、堂ヶ島バス停 ~ 松崎方面(松崎バス停まで)・宇久須方面(クリスタルビーチまで)1 本ずつ臨時バスが運行されますのでご利用下さい。 ※通常の路線バスと同額の運賃が必要です。 |
場所 | 堂ヶ島公園 |
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住所 | 静岡県賀茂郡西伊豆町仁科2910-2 |
主催 | 西伊豆町観光協会 |
電話 | 0558-52-1268 |
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