幻の道が現れる――堂ヶ島のトンボロ
干潮のときだけ、海の中から現れる不思議な“道”。
西伊豆町・堂ヶ島の沖合に浮かぶ三四郎島では、潮が引くと最も手前の伝兵衛島まで道(瀬)が現れ、まるで海を歩いて渡るかのような体験ができます。
この現象は「トンボロ現象」と呼ばれ、静岡県指定の天然記念物にも登録されている、全国でも非常に珍しい自然現象です。
トンボロ現象とは、波が運んだ砂や小石が帯状に堆積し、干潮時に陸地と島がつながることで現れる“海の道”。
ただし、潮位が30センチ以下にならないと道は完全には現れず、足を濡らさずに渡るのは難しいため、訪れる際は干潮の時刻と潮位の事前確認をおすすめします。
三四郎島は、伝兵衛島・中ノ島・沖ノ瀬島・高島の4つの島で構成されており、見る角度によって3つに見えることから「三四郎島」と呼ばれるようになりました。
堂ヶ島の美しい海が、わずかな時間だけ見せてくれる神秘の景色。
トンボロ現象が生み出す“幻の道”を、ぜひご自身の目で体感してください。
【トンボロ観光のポイント】
・訪れる前に必ず潮位表を確認!
・潮位が30cm以下の日がベスト
・渡れるのは干潮時刻の前後1時間ほど (海況や天候によって変動します)
【ご注意】
10月から2月の日中は、道が現れるほどに潮は引きませんので、渡ることはできません。3月から9月の日中でしたら、比較的渡ることができます。しかし毎日ではありませんので、必ず潮位表を事前にご確認の上、お出かけ下さい
静岡県賀茂郡西伊豆町仁科
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